```
public abstract class BmsInt
extends Object
```
BMS向けの整数値処理を定義したクラスです。
BMSでは一般的な10進数の数値に加えて、2文字1セットの16進整数値(00～FF)、36進整数値(00～ZZ)、62進整数値(00～zz)、およびそれらを連結した数値の羅列(配列)を頻繁に用います。当クラスでは、そのような表現の整数値および配列をプログラムで制御しやすい形式との相互変換を行う機能を提供します。

提供する機能は以下の通りです。
- 1個の整数値を16進、36進、62進の文字列に変換する
- 1個の16進、36進、62進の文字列を整数値に変換する
- 整数値の配列を16進、36進、62進の文字列に変換する
- 複数の16進、36進、62進の文字列を整数値の配列に変換する

コンストラクタの概要

コンストラクタ
コンストラクタ説明

BmsInt()

メソッドの概要

すべてのメソッド staticメソッドインスタンス・メソッド abstractメソッド concreteメソッド
修飾子とタイプ	メソッド	説明
`abstract int`	`base()`	この整数オブジェクトの基数を取得します。
`static BmsInt`	`base16()`	16進数の整数オブジェクトを取得します。
`static BmsInt`	`base36()`	36進数の整数オブジェクトを取得します。
`static BmsInt`	`base62()`	62進数の整数オブジェクトを取得します。
`static Integer`	`box(int n)`	指定された値型の整数値をBOX化した整数値オブジェクトをキャッシュから取得します。
`static long[]`	`cacheSnapshotResult()`	整数値キャッシュヒットの統計情報集計結果スナップショットを取得します。
`static void`	`cacheStatistics(boolean diag)`	整数値キャッシュヒットの統計有無を設定します。
`abstract int`	`max()`	この整数オブジェクトが扱う1個の整数の最大値を取得します。
`static BmsInt`	`of(int base)`	指定された基数の整数オブジェクトを取得します。
`static int`	`to16i(String s)`	16進文字列を整数値に変換します。
`static int[]`	`to16ia(String s, int offset, int count)`	16進文字の羅列文字列を整数値配列に変換します。
`static String`	`to16s(int n)`	整数値を2文字の16進文字列に変換します。
`static String`	`to16sa(int[] a, int offset, int count)`	整数値配列を16進文字を羅列した文字列に変換します。
`static int`	`to36i(String s)`	36進文字列を整数値に変換します。
`static int[]`	`to36ia(String s, int offset, int count)`	36進文字の羅列文字列を整数値配列に変換します。
`static String`	`to36s(int n)`	整数値を2文字の36進文字列に変換します。
`static String`	`to36sa(int[] a, int offset, int count)`	整数値配列を36進文字を羅列した文字列に変換します。
`static int`	`to62i(String s)`	62進文字列を整数値に変換します。
`static int[]`	`to62ia(String s, int offset, int count)`	62進文字の羅列文字列を整数値配列に変換します。
`static String`	`to62s(int n)`	整数値を2文字の62進文字列に変換します。
`static String`	`to62sa(int[] a, int offset, int count)`	整数値配列を62進文字を羅列した文字列に変換します。
`abstract int`	`toi(String s)`	基数に対応した2文字の数値文字列を整数値に変換します。
`abstract int[]`	`toia(String s, int offset, int count)`	基数に対応した数値文字列の羅列を整数値配列に変換します。
`abstract String`	`tos(int n)`	整数値を基数に対応した2文字の数値文字列に変換します。
`abstract String`	`tosa(int[] a, int offset, int count)`	整数値配列を、基数に対応した数値文字列の羅列に変換します。

クラスから継承されたメソッド Object
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

- コンストラクタの詳細
  - BmsInt
```
public BmsInt()
```
- メソッドの詳細
  - base
```
public abstract int base()
```
    この整数オブジェクトの基数を取得します。
    
    戻り値:
    
    整数オブジェクトの基数(16, 36, 62 のいずれか)
  - max
```
public abstract int max()
```
    この整数オブジェクトが扱う1個の整数の最大値を取得します。
    最大値は基数によって異なります。最小値はどの基数でも常に0です。
    
    戻り値:
    
    整数オブジェクトが扱う1個の整数の最大値
  - tos
```
public abstract String tos(int n)
```
    整数値を基数に対応した2文字の数値文字列に変換します。
    当メソッドでは基数に応じて to16s(int), to36s(int), to62s(int) を呼び分けます。
    
    パラメータ:
    
    n - 変換対象の整数値
    
    戻り値:
    
    基数に対応した2文字の数値文字列
    
    例外:
    
    IllegalArgumentException - nが0未満またはmax()超過
    
    関連項目:
    
    to16s(int), to36s(int), to62s(int)
  - toi
```
public abstract int toi(String s)
```
    基数に対応した2文字の数値文字列を整数値に変換します。
    当メソッドでは基数に応じて to16i(String), to36i(String), to62i(String) を呼び分けます。
    
    パラメータ:
    
    s - 変換対象の文字列
    
    戻り値:
    
    整数値
    
    例外:
    
    NullPointerException - sがnull
    
    IllegalArgumentException - sの長さが2以外
    
    IllegalArgumentException - sに変換不可能な文字がある
    
    関連項目:
    
    to16i(String), to36i(String), to62i(String)
  - tosa
```
public abstract String tosa(int[] a,
                            int offset,
                            int count)
```
    整数値配列を、基数に対応した数値文字列の羅列に変換します。
    当メソッドは基数に応じて to16sa(int[], int, int), to36sa(int[], int, int), to62sa(int[], int, int) を呼び分けます。
    
    パラメータ:
    
    a - 整数値配列
    
    offset - 変換開始位置
    
    count - 変換数
    
    戻り値:
    
    基数に対応した数値文字列を羅列した文字列
    
    例外:
    
    NullPointerException - aがnull
    
    IllegalArgumentException - offsetが0未満
    
    IllegalArgumentException - countが0未満
    
    IndexOutOfBoundsException - aの範囲外にアクセスした
    
    IllegalArgumentException - a内の変換対象に0未満またはmax()超過の値がある
    
    関連項目:
    
    to16sa(int[], int, int), to36sa(int[], int, int), to62sa(int[], int, int)
  - toia
```
public abstract int[] toia(String s,
                           int offset,
                           int count)
```
    基数に対応した数値文字列の羅列を整数値配列に変換します。
    当メソッドは基数に応じて to16ia(String, int, int), to36ia(String, int, int), to62ia(String, int, int) を呼び分けます。
    
    パラメータ:
    
    s - 基数に対応した数値文字列の羅列
    
    offset - 変換開始位置
    
    count - 変換個数(2文字1個セットの個数)
    
    戻り値:
    
    整数値配列
    
    例外:
    
    NullPointerException - sがnull
    
    IllegalArgumentException - offsetが0未満
    
    IllegalArgumentException - countが0未満
    
    IndexOutOfBoundsException - sの範囲外にアクセスした
    
    IllegalArgumentException - sに変換不可能な文字がある
    
    関連項目:
    
    to16ia(String, int, int), to36ia(String, int, int), to62ia(String, int, int)
  - base16
```
public static BmsInt base16()
```
    16進数の整数オブジェクトを取得します。
    
    戻り値:
    
    16進数の整数オブジェクト
  - base36
```
public static BmsInt base36()
```
    36進数の整数オブジェクトを取得します。
    
    戻り値:
    
    36進数の整数オブジェクト
  - base62
```
public static BmsInt base62()
```
    62進数の整数オブジェクトを取得します。
    
    戻り値:
    
    62進数の整数オブジェクト
  - of
```
public static BmsInt of(int base)
```
    指定された基数の整数オブジェクトを取得します。
    サポートしている基数は16, 36, 62のいずれかです。
    
    パラメータ:
    
    base - 基数
    
    戻り値:
    
    基数に該当する整数オブジェクト
    
    例外:
    
    IllegalArgumentException - baseが16, 36, 62以外
  - cacheStatistics
```
public static void cacheStatistics(boolean diag)
```
    整数値キャッシュヒットの統計有無を設定します。
    当メソッドを呼び出して統計有無を設定すると、呼び出し前の統計有無設定の内容に関わらず統計情報はリセットされ、全てのカウンタが0になります。
    
    引数にtrueを指定すると統計が有効になり、box(int)が実行される度にキャッシュヒットの統計情報が更新されるようになります。この更新処理はスレッドセーフになっている関係上、統計を有効にすると整数値キャッシュの取得処理(box(int))のパフォーマンスが低下します。そのため統計機能は基本的にはデバッグ用であると認識してください。
    
    引数にfalseを指定すると統計が無効になり、統計情報がリセットされた後は統計情報の更新は行われません。
    
    パラメータ:
    
    diag - 統計有無
  - cacheSnapshotResult
```
public static long[] cacheSnapshotResult()
```
    整数値キャッシュヒットの統計情報集計結果スナップショットを取得します。
    当メソッドはbox(int)による整数値キャッシュの要求内容から生成した統計情報集計結果のスナップショットを取り、それらの値を配列にして返します。返された配列は以下のような構成になっています。
    
    [0] 整数値要求回数(box(int)が呼ばれた回数)
    
    [1] 整数値キャッシュヒット回数
    
    [2] 通常インデックス用キャッシュ(上位16ビットが全て0の整数値)要求回数
    
    [3] 通常インデックス用キャッシュヒット回数
    
    [4] CHX用キャッシュ(上位16ビットのいずれかが1の整数値)要求回数
    
    [5] CHX用キャッシュヒット回数
    
    整数値キャッシュの統計が無効になっている場合、上記配列の各要素は全て0を示します。
    戻り値:
    
    整数値キャッシュヒットの統計情報集計結果スナップショット
  - box
```
public static Integer box(int n)
```
    指定された値型の整数値をBOX化した整数値オブジェクトをキャッシュから取得します。
    Javaでは標準で-127～127のIntegerがキャッシュされていますが、BMSではそれよりも大きい値を扱うことがほとんどであり標準のキャッシュが利用できない場合が大半を占めます。そのままではJavaヒープの確保・解放が頻繁に実行されることとなりパフォーマンスに影響が出ることが懸念されるため、BMSライブラリでは独自の整数値キャッシュを保持しています。
    
    索引付きメタ情報やBMS仕様のチャンネルはそれぞれ0～1295までの値を扱うことが多いことから、それらをキャッシュし保持しています。また、CHX値は上位16ビットがチャンネル番号、下位16ビットがチャンネルインデックスとなっていますが、頻出するCHX値もキャッシュし保持しています。
    
    当メソッドで整数値をBOX化しようとする時、上記に示したキャッシュを最初に参照しその整数値オブジェクトを返そうとします。キャッシュにない整数値はInteger.valueOf(int)に処理を委譲します。
    
    当メソッドはどのような値を指定してもnullを返したり例外をスローすることはありません。
    
    パラメータ:
    
    n - BOX化対象の値型整数値
    
    戻り値:
    
    BOX化された整数値オブジェクト
  - to16s
```
public static String to16s(int n)
```
    整数値を2文字の16進文字列に変換します。
    
    パラメータ:
    
    n - 整数値
    
    戻り値:
    
    2文字の16進文字列
    
    例外:
    
    IllegalArgumentException - nが0未満または255超過
  - to36s
```
public static String to36s(int n)
```
    整数値を2文字の36進文字列に変換します。
    
    パラメータ:
    
    n - 整数値
    
    戻り値:
    
    2文字の36進文字列
    
    例外:
    
    IllegalArgumentException - nが0未満または1295超過
  - to62s
```
public static String to62s(int n)
```
    整数値を2文字の62進文字列に変換します。
    
    パラメータ:
    
    n - 整数値
    
    戻り値:
    
    2文字の62進文字列
    
    例外:
    
    IllegalArgumentException - nが0未満または3843超過
  - to16i
```
public static int to16i(String s)
```
    16進文字列を整数値に変換します。
    
    パラメータ:
    
    s - 16進文字列
    
    戻り値:
    
    整数値
    
    例外:
    
    NullPointerException - sがnull
    
    IllegalArgumentException - sの長さが2以外
    
    IllegalArgumentException - sに変換不可能な文字がある
  - to36i
```
public static int to36i(String s)
```
    36進文字列を整数値に変換します。
    
    パラメータ:
    
    s - 36進文字列
    
    戻り値:
    
    整数値
    
    例外:
    
    NullPointerException - sがnull
    
    IllegalArgumentException - sの長さが2以外
    
    IllegalArgumentException - sに変換不可能な文字がある
  - to62i
```
public static int to62i(String s)
```
    62進文字列を整数値に変換します。
    
    パラメータ:
    
    s - 62進文字列
    
    戻り値:
    
    整数値
    
    例外:
    
    NullPointerException - sがnull
    
    IllegalArgumentException - sの長さが2以外
    
    IllegalArgumentException - sに変換不可能な文字がある
  - to16sa
```
public static String to16sa(int[] a,
                            int offset,
                            int count)
```
    整数値配列を16進文字を羅列した文字列に変換します。
    
    パラメータ:
    
    a - 整数値配列
    
    offset - 変換開始位置
    
    count - 変換数
    
    戻り値:
    
    16進文字を羅列した文字列
    
    例外:
    
    NullPointerException - aがnull
    
    IllegalArgumentException - offsetが0未満
    
    IllegalArgumentException - countが0未満
    
    IndexOutOfBoundsException - aの範囲外にアクセスした
    
    IllegalArgumentException - a内の変換対象に0未満または255超過の値がある
  - to36sa
```
public static String to36sa(int[] a,
                            int offset,
                            int count)
```
    整数値配列を36進文字を羅列した文字列に変換します。
    
    パラメータ:
    
    a - 整数値配列
    
    offset - 変換開始位置
    
    count - 変換数
    
    戻り値:
    
    36進文字を羅列した文字列
    
    例外:
    
    NullPointerException - aがnull
    
    IllegalArgumentException - offsetが0未満
    
    IllegalArgumentException - countが0未満
    
    IndexOutOfBoundsException - aの範囲外にアクセスした
    
    IllegalArgumentException - a内の変換対象に0未満または1295超過の値がある
  - to62sa
```
public static String to62sa(int[] a,
                            int offset,
                            int count)
```
    整数値配列を62進文字を羅列した文字列に変換します。
    
    パラメータ:
    
    a - 整数値配列
    
    offset - 変換開始位置
    
    count - 変換数
    
    戻り値:
    
    62進文字を羅列した文字列
    
    例外:
    
    NullPointerException - aがnull
    
    IllegalArgumentException - offsetが0未満
    
    IllegalArgumentException - countが0未満
    
    IndexOutOfBoundsException - aの範囲外にアクセスした
    
    IllegalArgumentException - a内の変換対象に0未満または3843超過の値がある
  - to16ia
```
public static int[] to16ia(String s,
                           int offset,
                           int count)
```
    16進文字の羅列文字列を整数値配列に変換します。
    
    パラメータ:
    
    s - 16進文字の羅列文字列
    
    offset - 変換開始位置
    
    count - 変換個数(2文字1個セットの個数)
    
    戻り値:
    
    整数値配列
    
    例外:
    
    NullPointerException - sがnull
    
    IllegalArgumentException - offsetが0未満
    
    IllegalArgumentException - countが0未満
    
    IndexOutOfBoundsException - sの範囲外にアクセスした
    
    IllegalArgumentException - sに変換不可能な文字がある
  - to36ia
```
public static int[] to36ia(String s,
                           int offset,
                           int count)
```
    36進文字の羅列文字列を整数値配列に変換します。
    
    パラメータ:
    
    s - 36進文字の羅列文字列
    
    offset - 変換開始位置
    
    count - 変換個数(2文字1個セットの個数)
    
    戻り値:
    
    整数値配列
    
    例外:
    
    NullPointerException - sがnull
    
    IllegalArgumentException - offsetが0未満
    
    IllegalArgumentException - countが0未満
    
    IndexOutOfBoundsException - sの範囲外にアクセスした
    
    IllegalArgumentException - sに変換不可能な文字がある
  - to62ia
```
public static int[] to62ia(String s,
                           int offset,
                           int count)
```
    62進文字の羅列文字列を整数値配列に変換します。
    
    パラメータ:
    
    s - 62進文字の羅列文字列
    
    offset - 変換開始位置
    
    count - 変換個数(2文字1個セットの個数)
    
    戻り値:
    
    整数値配列
    
    例外:
    
    NullPointerException - sがnull
    
    IllegalArgumentException - offsetが0未満
    
    IllegalArgumentException - countが0未満
    
    IndexOutOfBoundsException - sの範囲外にアクセスした
    
    IllegalArgumentException - sに変換不可能な文字がある

クラス BmsInt

コンストラクタの概要

メソッドの概要

クラスから継承されたメソッド Object

コンストラクタの詳細

BmsInt

メソッドの詳細

base

max

tos

toi

tosa

toia

base16

base36

base62

of

cacheStatistics

cacheSnapshotResult

box

to16s

to36s

to62s

to16i

to36i

to62i

to16sa

to36sa

to62sa

to16ia

to36ia

to62ia